傷
「傷ついたり傷つけたりして血を流していないと 温もりを感じられない」
何かのお話で聞いたセリフだ。
ヒトは孤独な生き物で、一生かかっても温まらない冷たい部分がある。
自分ではそんな冷たい人間になりたく無いと思っていても、心の何処かに存在するこの領域はいつも自分の隣にひっそりと座ってこちらを見ている。
ふと血を流すと、その子は微笑んで白から赤に染まって融けていく。
何でこの子は私の中に居るの?
ヒト
「ヒトは何か縋るものが無いと生きていけない。」
これは私が今日まで19年と数ヶ月生きてきて感じた事だ。
「ヒトは目的なしには生きていけない。」と言い換えるともっと簡単な解釈になるだろう。
ヒトというのは何かをする時に必ず目的があり結果を求める。
もちろん自分の思った通りの結果が得られるとは限らない。
だからこそヒトは目的に向かって努力をする。
その努力はお金や時間では計ることはできない。
これは持論だが、「何かを得るためには、必ず何かを失う(言い換えると代償)事が必要である。」と考える。
簡単な話、お金を得るためには労働という行為を行い時間や体力、精神を削り支払う。
権力が欲しいのならお金や人間関係を支払う。
いつ何時でも、自分の欲しいものを得る為には犠牲にしなければならないものが多い。
ただ、ヒトは絶対に譲れないものがある。
それは、ヒトそれぞれだがお金だったり人間関係だったり、時には大切な人だったり。
私には、どんなにしても譲れない大切な人がいる。
その一つだけを守る為なら死のうが地獄に堕ちようが全世界の人間から恨まれようが何だってする。
例えxx以外の全てを失ったとしても。
xxだけは失いたく無い。
ただ、それがxxを不幸せにするのであれば、私は物音ひとつ立てずに消えるよ。
どんな時でも、私はxxの幸せを願っています。
xxの幸せが私の幸せであり、願う事です。
何も知らない赤の他人から見たら、流石に気持ち悪いし重すぎだと思われるかも知れないけど、
これが今言葉に出来る私の心の内側です。
大切なもの。
「大切なもの。」と言われて何を思い浮かべるか。
大切な人、物、関係、想い、、、
大切なものは人それぞれ違う。
ただ、共通して言えるのは、何があっても守りたいということ。
私には何よりも何にも変えられない「大切な人」がいる。
例え自分が死んだとしても守りたい。
ただ、私が先に死んだら大切な人との約束を守れなくなるのでそれは絶対にしない。
それでも、そのくらいの覚悟で守りたい。
じゃあ、どうしたら守れるだろうか。
覚悟があれば良いのか?
お金があれば良いのか?
想いが強ければ良いのか?
どれも違う。
確かに上であげたものはどれも必要だ。
でも、何よりも必要なのは「動く事」。
だから、永遠に考えるし悩む。
いつかきっと悩んだ事や苦しんだ事が報われると信じて。
大切な人を守るためならどんな事でもできる。
ひとりごと。
「ひとりごと。」
話しかける対象は存在しない。
何を言葉にしても良い。
思ったこと、感じたこと、愚痴、暴言。。。
感情と混ざり合って吐き出されるその言葉は、自分を救ったり時には誰かを救ったりするかも知れない。
言葉という魔法の道具で少しでも生きている間に救ったり救われたりすれば良いな。